異常な暑さ
2018年8月24日 / スタッフブログ
こんにちは、副院長の前田です。
今年の夏は、日本各地で酷暑が続いていましたが
皆さん、熱中症対策はしていましたか?
多少気温は下がりましたが、まだ油断できない気温ですね。
せっかくの機会なので、このような暑い日には
どのように水分補給をしていき、どのようなメカニズムで脱水症状になるのか
をご紹介していきます。
一般的に、人の一日分の水分出納は約2.5L
(尿:約1500ml、不感蒸泄:約900ml、便:約100ml)になります。
※不感蒸泄・・・呼気や皮膚から失われる水分
私たちの身体には、約90%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環しています。
また、汗にはナトリウムが含まれており
大量に汗をかいてナトリウムが失われた時
水だけ飲むと血液のナトリウム濃度が薄まります。
(https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/replenish/から引用)
そうすると、体液の濃度を一定に保とうとする身体の働きによって
過剰な水が尿として排出されたり、脱水から回復していないのに
喉の渇きがおさまったりします。
この状態を【自発的脱水】と言い、体調不良や熱中症を引き起こす可能性があります。
熱中症予防の水分補給として
日本体育協会で
0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml)と
糖質を含んだ飲料を推奨しています。
特に、1時間以上運動する場合は
4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
イオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが
自分で調整するには、1Lの水・ティースプーン半分の食塩(2g)と
角砂糖を好みに応じて、数個溶かして作ることができます。
また、糖を含んだ飲料が推奨される理由としては
腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。
主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。
そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されます。
(https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/replenish/から引用)
これらのメカニズムを見ると
水だけ摂取するのは、あまり適していないというのが分かります。
熱中症・脱水症状にならないように
水分補給を見直し、今年の夏を乗り切りましょう!!
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